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2026/07/23

ARCHIVE OF STADIUM JUMPER & GM 1983―1988

遠い記憶が甦る、人それぞれの想いが詰まったアーカイブスタジャンの特集です!


  • お洒落に迷える昭和男の駆け込み寺
    「昭和男の令和スタイル」主宰のGMです。

    梅雨も明け、今年もツラい酷暑がやってきた。世間では『昔の夏はこんなに暑かったっけ?』などと毎年同じ戯言を抜かし、周りのZ世代から白い目で見られる私のような昭和男も多いはずだ。


    昭和の夏… 街の原風景の記憶を辿ると、打ち水をした商店街の店の軒先には、 “アイスコーヒーはじめました” とか、“かき氷はじめました” とか、“冷やし中華はじめました” という幟がはためいていたものだ。とにかく昭和の夏は “はじめました” なのだ。
    そして令和の夏の “はじめました” といえば、
    やはりスタジャンではないだろうか。ん?… やや強引だったかもしれないが、事実、メンズビギの夏の風物詩といえば、“スタジャンの予約はじめました” なのだ!

  • ところで、現在メンズビギ有楽町店では、ブランド創成期のアーカイブスタジャンを展示するPOPUPを、7/17日(金)から8/12(水)まで開催している。イベントでは1983年から1988年にかけて実際に販売していたスタジャンのサンプルを特別展示。当時のデザインやディテール、ものづくりへのこだわりを感じられる貴重なアーカイブをご覧いただける絶好の機会となっている。

  • 1980年代、日本のファッションを席巻したDCブーム。MENS BIGIはその中心で、時代を象徴するアイテムとしてスタジャンを打ち出した。昨年の50周年アニバーサリーでは、創業デザイナー菊池武夫デザインモデルをはじめ、中田慎介デザインモデル、1983年復刻モデル、さらにはカスタムオーダーなど、昭和男たちが狂喜乱舞するラインナップを展開した。

    店頭ではそんな昭和男たちが、吸い寄せられるようにスタジャンコーナーへ直行し、スタジャンを前に心を打たれたかのように立ち尽くす姿が何度も目撃された。そしてこちらが何も聞いていないのに、当時の記憶やエピソードを遠い目をしながら勝手に語り始める方が後を絶たなかったのだ。いったいこれは何の現象なのか?

    そう。メンズビギのスタジャンは、単なるファッションアイテムではなく、自身の青春時代の記憶を細部まで甦らせる起爆装置でもあるのだ。楽しい記憶もあれば、辛く悲しい記憶もある。そしてあの時の自分があって、今の自分がある。それは単なるノスタルジーを超えた、一種の希望や祈りにも似た感情を喚起させるのだ。そんなアイテムがかつてあっただろうか。

  • そこで今回の記事は、1983年の初代モデルから1988年の最終モデルまでの全6型を年代別にご紹介するとともに、誰もが知りたかった私GMの赤裸々な年代別エピソードを併記するという、門外不出の贅沢な特別企画である。(本気で言ってんの?)

  • 1983 model

  • 背中の象徴的なレタード刺繍は英語で
    「遠征部隊 メンズビギ ― 空の冒険者」の意。

  • 【1983年のGM】*本人による特別寄稿

    親には勉強を口実に、実際は服を買う為に東京の大学に進学。入学式で手に入れた学生証を握り締め、その足で丸井へ直行。念願の“赤いカード”を作り、メンズビギのパンツを分割で買う。服代を稼ぐ為に、当時まだ少なかった夜間のコンビニでワンオペバイトをするが、カウンターのアメリカンドッグを勝手に食べたのがバレ、敢えなくクビになる。その後、新宿の三峰(紳士服店)でバイトを始め、店頭のワゴンセール担当に。休憩時間は目の前の丸井ヤング館に入り浸る。その時初めてメンズビギのスタジャンを見て衝撃を受ける。

  • 1984 model

  • 背中の象徴的なレタード刺繍はドイツ語で
    「メンズテーラーの名士 メンズビギ」の意。

  • 【1984年のGM】*本人による特別寄稿

    参宮橋の喫茶店(現在のカフェ)でバイトを始める。バイト仲間に影響され、勢いでバイクを購入。予定外の出費で丸井の分割払いが徐々にキツくなっていく。街でチラホラとメンズビギのスタジャンを見かけるようになるが、情報もなくなかなか手に入らない。仕方なく某ブランドのスタジャンを買ったが、後悔先に立たず。街で背中のメンズビギの刺繍を見るたび、忸怩たる思いが…。世間の厳しさを思い知る。

  • 1985 model

  • 背中の象徴的なレタード刺繍はフランス語

    「メンズビギのシンプルな着こなしが正統派でお洒落である」の意。

  • 【1985年のGM】*本人による特別寄稿

    ろくに授業も出席してないのに、就職に有利だという理由だけで、大学のゼミに先輩のコネを使って入る。専攻は経営管理論。これが後に役立つとは、その時思いもしなかった。自分はいったいどんな仕事がしたいのだろう?少し内省的になった自分を褒めてあげたい。ついでにバイト先を成城学園のスパゲッティ屋(現在のパスタ屋)に変えると、人生第二のモテ期が始まる。冬になると、街では益々メンズビギのスタジャンが目についた。

  • 1986 model

  • 背中の象徴的なレタード刺繍はスペイン語で
    「見事な仕立て、それはつまりメンズビギの優雅なファッション」の意。

  • 【1986年のGM】*本人による特別寄稿

    さすがに就職活動の年だ。景気はいい。周りは金融や商社、不動産に的を絞っているが、何だか自分には想像がつかない。バイト先で知り合ったアパレル会社役員のお客さんから『ウチに来ないか?』と何度も誘われたが、断わる理由にふと思いつきで口から出た『僕、メンズビギで働きたいんです』は効果抜群だった。その時メンズビギのスタジャンが思い浮かんだ。メンズビギで働けばスタジャンが手に入る。そんな流れでビギを受けたら、難関突破し見事合格。

  • 1987 model

  • 背中の象徴的なレタード刺繍はスペイン語で
    「1975年に設立されたメンズビギ」の意。

  • 【1987年のGM】*本人による特別寄稿

    研修も兼ねて、前年の暮れからラフォーレ原宿のビギのショップでバイトし始めた私は、先輩社員の飛び抜けたセンスと知識に度肝を抜かれた。当時はハウスマヌカン(死語)の時代である。多少は自信のあった自分は井の中の蛙だった。休憩時間は先輩と表参道セントラルアパートの喫茶レオン、夜はディープなお洒落スポットなど、先輩達は今までと違う世界を見せてくれた。もちろんファッションの猛勉強も欠かさなかった。

  • 1988 model

  • 背中の象徴的なレタード刺繍はスペイン語で
    「メンズビギによる(エルモゾ)のファッションの征服」の意。

  • 【1988年のGM】*本人による特別寄稿

    仕事も慣れ始めた私は、もはや呑んだくれの毎日。時代はバブル真っ只中である。あの羨望の眼差しであった先輩社員も、よくよく考えたら同世代だ。飲めや歌えやの日々が上下の垣根を失くし、気づいたらただのファッション好きの仲間達であった。この頃から別の才能が開花し、宴席や結婚式の司会依頼が殺到する。毎日たくさんのお洒落な服に囲まれてるうちに、次第にスタジャンへの興味が薄れていく代わりに、副業用にメンズビギのタキシード一式を買う。

  • さて、特別寄稿「ARCHIVE OF GM1983―1988」はいかがでしたか? 私だって、誰も得しない話であることは百も承知ですが、メンズビギのスタジャンが、いかにその人の人生に寄り添っているかが分かって頂けたのではないでしょうか。皆さんもこの遊び楽しいから、是非やってみてね♪(やるかそんなもん!)

    さて、ここで終わりかと思ったら大間違い。(嫌がらせか?)ここからは、すでに店頭で「予約はじめました」2026最新モデルをご紹介しよう!

  • 50th ANNIVERSARY MODEL

  • ブランド創業50周年を記念して、創業者・菊池武夫氏自らデザインした特別な一着。昨年大反響だったこのモデルを、今年は新たにネイビーカラーで仕立てた。1980年代の迫力あるシルエットを現代的なバランスで再構築し、クレーターメルトンと肉厚な牛革を組み合わせることで、当時の空気感と上質さを兼ね備えた一着に。(¥130,000)

  • ALL LEATHER MODEL

  • 1983年、MENS BIGIが生み出した数あるスタジャンの中で、人気投票No.1モデル。その名作を、特別な一着として復刻。当時の力強いデザインはそのままに、ボディから袖までを上質なレザーで統一し、カラーは全てブラックで構成。ワッペンに至るまでブラックで仕上げることで、ヴィンテージの存在感と現代的な洗練さを両立。(¥130,000)

  • 1985 MODEL Super 140s

  • 1985年、DCブランドブームとスタジャンブームの熱気を象徴したMENS BIGIを代表する名作を、現代の素材と技術で新たに蘇らせた。ボディには、しなやかで上質なスーパー140sウールを使用したメルトンを採用し、カラーはシックなブラックへアップデート。袖には柔らかな羊革を組み合わせることで、当時の存在感を残しながらも驚くほど軽やかな着心地を実現。(¥85,000)

  • ちなみに今回のご予約は、オンラインストアのリニューアルの影響に伴い、店頭のみでのお取り扱いになるんでが… ここで朗報です!スタジャンをご予約いただいたお客様先着100名様限定で、なんと!こちらのTシャツをプレゼント!!

  • さらに旗艦店のメンズビギ有楽町店では、名作1985年モデルと菊池武夫デザインの50周年モデルをベースに、お客様ご自身でワッペンやカラーなどを組み合わせられる、オリジナルスタジャンのカスタムオーダーも承っています。

    貴方の人生の1ページを彩るメンズビギのスタジャン…。私はこれからもスタジャンの語り部としての使命を、命続く限り全うしていく所存であります。(大袈裟な…)
    だからご予約は、是非メンズビギ有楽町店でね!

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