2023/05/30 |
MEN'S BIGI 1992 VINTAGE SHIRT |
昭和男たち垂涎!遂に復刻!メンズビギ1992年モデルのプリントオープンカラーシャツ! |
お洒落に迷える昭和男の駆け込み寺
「昭和男の令和スタイル」主宰のGMです。
最初に断っておくが、今回の記事は長い…。
『お前のはいつもそうだろ!』
という声が聞こえてきそうだが、
今回はホントに長いから覚悟してほしい。
なぜなら、今回取り上げるのは、
昭和男たちがヨダレをダラダラ垂れ流す…
あ、お下品なので言い換えましょう。
昭和男たち垂涎のアイテムだからだ。
さてその垂涎のアイテムとは、
大柄プリントのオープンカラーシャツ!
しかもそんじょそこらのシャツではない!
長い歴史を誇るメンズビギが、
1992年に企画したオリジナルプリント柄を
忠実に再現したリバイバルシャツなのだー!!
ダラダラ~
(お前がヨダレ垂らしてどうする!)
私はこのオープンカラーシャツ(開襟シャツ)
というアイテムが昔から大好きだ。
特にアロハシャツとも形容される
大胆なプリントを施した総柄シャツは格別である。
この台襟のない平折襟シャツには、
なんとも言えない解放感やリラックス感がある。
さらに自然をモチーフにした色彩や柄の美しさ…。
そしてシャツそのものが持つ圧倒的な存在感…。
そこにはファッションが本来持つ楽しさが
凝縮し体現されているからであろう。
洋服屋のクセにこんなこと言うのもなんだが、
昨今の巷に溢れた服には五感を刺激する
ワクワク感を喚起させる服が少ない。
現代の服はとてもミニマムで、
やれ機能性だの、やれ実用性だの、
快適性重視なマジメ服が多すぎる。
あ、だからといって決して
快適な服を否定しているわけではない。
私だって快適な服は好きだ。
命を危険に晒すような暑い夏も、
冷え症の私には堪える寒い冬も、
これらの服は自分の体を守ってくれる。
さらに一般のビジネスシーンにおいても、
いまやストレスフリーで機能的な服は
手放せないアイテムになっている。
今後もその需要は増す一方だろう。
でも… ファッションとして
そればかり着てることには何か抵抗がある。
機能性や実用性に偏り過ぎていると、
大事なものを見落としてしまう気がする。
「機能美」というコトバがある。
プロダクト製品や建築の世界で、
敢えて余分な装飾を排して
無駄のない形態や構造を追求した結果、
自然に表れる美しさのことである。
それを洋服のデザインに置き換えると
どうなるか?
ムダのない服…
アソビのない服…
快適さが一周し、
ただの無味乾燥になってしまう。
そんな服ばかりでは息が詰まる。
優れた道具や建築物と違って、
服は着る人自身の表現手段だからだ。
何物にも束縛されない自由さや
遊びがもっとあったっていい。
だからこそ、
TPOが求められるシーンは別として、
せめてプライベートで寛ぐ時ぐらいは
気分が上がるアロハシャツでも着て、
生ビールをグビグビ飲みながら
思いっきり羽を伸ばしたくなる。
これは精神の解放ともいえるのだ。
そんなアロハシャツについて
とても興味深い記事を見つけたので、
皆さんにも是非ご参考にお読み頂けたらと
今回特別にリンクを貼らせて頂きました。
この方の書いた文章や表現、視点が素晴らしく
そこには多くの知見や鋭い洞察力が窺える。
いつか私もこんな風に書けたら …
あっ! こ、これは!
私が書いた古い記事だった!(茶番だろ!)
↓タップ or クリック↓
これ↑ちゃんと読みましたか?
(私、性善説を信じます)
壮大な茶番にお付き合い頂き痛み入ります。
ではここからが本題のシャツについてである。
『最初からこっからで良かっただろ!』
という声が聞こえてきそうだが、
そこは、まぁまぁまぁ…。
より理解を深めるには前フリが必要なのだ。
(ホントかよ!)
では早速、伏線回収に取りかかろう。
冒頭でも書いたようにこのシャツは、
1992年夏にメンズビギで企画された
開襟シャツのオリジナルプリント生地と
当時のブランドタグを再現した復刻版だ。
しかもプリントのムラ感まで忠実に再現!
配色は今年流にアレンジしているが、
素材は当時と同じレーヨン100%だ。
レーヨンは家庭での水洗いで縮みやすいが、
このシャツは生地の状態で一旦水洗いし
ある程度縮ませた後に裁断しているので、
激しい縮みを回避しているスグレモノ。
このレーヨン特有のトロミやドレープ感が
オープンカラーシャツならではの
抜け感やこなれ感を一層引き出している。
見てください! この素敵な色と柄を!
南の島の自然に囲まれた森の中で、
軽快なウクレレの音色に合わせて
木の葉や猫たちが戯れる…
そんな情景が想起されるのだ。
いかにも楽しそうじゃないですか!
こんなプリントシャツを羽織れば
自ずと気分が上がります!
やっぱこのシャツを着ると
生ビールが飲みたくなるー!
どうですか?
皆さんも欲しくなったでしょ?
(私、性善説を信じます)
気になった方は是非この下の画像を
タップかクリックをしてください!
思えば70年代のメンズビギ黎明期…
メンズビギの名を一躍世に知らしめた
伝説のドラマ「傷だらけの天使」で、
ショーケン(萩原健一)がよく着ていたのも、
コンチネンタルスーツに合わせた
オープンカラーシャツだった。
当時このスタイリングに衝撃を受けた
昭和男は数知れず!
それから半世紀経った令和のいま、
巷ではシティポップや昭和歌謡が
時空を超え、国境を超え、世代を超え
リバイバルヒットしている。
これは “良いものはいつの時代でも良い”
ということの証左でもある。
当時男のカッコいい服の代名詞となった
メンズビギのオープンカラーシャツも同様、
そのDNAを脈々と受け継いだ今回のモデルは、
一周も二周も回ったいまでも新鮮に写り
普遍的であることを証明している。
さあ!この千載一遇のチャンスを是非お見逃しなく!
すべては旨いビールのために!
(あ、最後は個人の感想です)